ブログ楽しいですが書こうと思ってた内容がどんどん消化されてきて早くもネタが切れそうな予感がしています…
いやラップを作るのと同じで、やればやるほど何かしらネタがでてくると信じたい。
- フローの引き出しをたくさん作っておく
- テーマについて自分の答えを一言でまとめる
- フローのイメージ第一に言葉を入れていく←今回はコレについて
- いったん書きあがったらやってみて、歌い方や字数とか調整する
フローのイメージを決めて、テーマも決まったら、いよいよリリック(=歌詞)を作って、ラップにしていく作業になります。
フローのイメージを第一に言葉を入れていく
今回は僕もよく作っている、16小節で1バースとして作り方を紹介しようと思います。まず掴んでほしいのは小節の数え方です。
参考曲として、Dragonashの「GreatfulDays」という曲でZEEBRAがラップしてますが、あれが16小節の長さになります。他の多くのラッパーもも、この16小節を1バース(=1番、2番みたいなもの)にして、2~3バースのせて1曲としています。
GreatfulDaysで小節を数えると、
「俺は東京生まれHIPHOP育ち」「悪そうなやつは大体友達」
「悪そうなやつと大体同じ」「裏の道歩き見てきたこの街」
この「」一つが1小節になって、↑なら4小節分になります。
ここで、ラップの要素である韻を踏むという行為について触れます。
韻を踏むというのは簡潔に言えば、同じ母音の組み合わせである言葉をならべることで、ラップに限らず歌や詩でも普通に使われています。これによって、口ずさみたくなるようなリズムが生まれます。
上のZEEBRAの4小節だと「そだち・ともだち・おなじ・このまち」で4回、3文字で踏んでいます。
さらに友達とこの街なら4文字で踏んでて、2小節目と4小節目がよりリズムが強調されてて、シンプルだけどすごいです。
この韻を踏むというスキルを極めてると5、6文字以上で踏んだり、1小節の中で4回以上踏んだりする人もいて、もうそれ自体がそのラッパーの強烈なスタイルになるともあります。
このスタイルで有名なのは韻踏合組合やICE BAHNとかでしょう。僕はICE BAHNが大好きで、「越冬」という曲は特に好きで今日までに何百回と聴いてます。
ただここまで書いといてあれなんですが、僕は韻を何文字で踏むか、なんてことさして気にしなくていいと思います。
それよりフンフンさせながら作ったフローを大事にした方がいいです。
そもそもラップはメロディの要素が少ない(ないわけじゃない)代わりに、リズムがものすごく強調された歌唱法で、フローの時点ですでにある程度のリズムは生まれてます。そこに何文字で踏むということにこだわりすぎると作ったフローに言葉が合わなくて、リズムが損なわれるというまではいかないかもですが、慣れないうちにこだわりすぎるとかえってその人らしさがなくなることに陥りかねないです。
全く韻を気にするなというわけではないです、僕はよく二文字程度で踏んでます。
なんなら1文字で踏んでます。もはや踏んでるといえるのかわからないですが。これらはフローの持つリズムを損なわないために、必須だから踏んでるという明確な理由があります。
多い文字数で踏むべしみたいなスタンスは全くないです。
実際、韻をあまりふまないスタイルのラッパーは沢山います。
何文字で踏むかというのは、かつての日本語ラップを開拓してきたラッパー達が試行錯誤して編み出した技法で、この技法が生まれたからこそ、英語もしゃべれない日本人にラップなんて無理だよという世間の常識を覆すことができました。
今は探せばあらゆる手法が出てきます。自分でもやってみたいと思えるスタイルのラッパーがいたら真似してみるといいです。
結構最初から話が脱線しました。
えー、じゃあどうやってフローに言葉をあて込んでいくかというと、とりあえずなんでもいいからかっこいい言葉を書き出して、無理やりフローに調子を合わせて言葉を発してください。力技です。力技で何とかしてください。
嘘です、ちょっと今日は疲れたので続きは次回書きます。
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