バンド活動を続けたい!その2〜収入源4つ挙げたけど、これ全部儲からない〜

バンド活動を続けたい!その2〜収入源4つ挙げたけど、これ全部儲からない〜
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バンド活動の収益化の方法について掘り下げてみる

前回の記事はバンドを黒字化させることによるメリットを考えただけで頭が夢一杯になって終わりましたが、

今日自分の記事を読み直してみて、やはり収益があれば、バンド活動を継続をする上での問題をほぼクリアできると言っても過言ではないなと思った次第です。

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前回の記事はこちら

というわけでまともなバンドマンなら表だって書かないようなことを書いて次に進みたいと思います。

バンドの主な収入源を挙げてみる

まずは大体のバンドがやっている、手をつけるであろうことを考えてみます。

ライブ

まずはこれだと思います。ライブハウスでライブをするのに幾らかの費用をライブハウスに支払います。

例えばその費用が15,000円で、そのライブイベントのチケット代が1,500円だった場合、10人呼べばトントン、それ以上呼べば収益になります。

これがいわゆる「ノルマ」ってやつです。ノルマを満たせなければ差額をメンバーで手出しします。

CDなどの音源

作った曲をレコーディングし、CDにして販売します。音源そのものだけでなく、アルバムのジャケットや歌詞カードのデザインもメンバーでかなり詰めて、お金を頂くに値するものを作ります。

ライブを見て「いいじゃん!」と思ったお客さんがCDを買ってくれて、曲を覚えてまたライブに来てくれると、ライブがもっと楽しめて盛り上がれるので、音源の販売とライブはすごい相乗効果があります。

今ではCDよりもデータをネットでダウンロードする方が世界的には主流ですが、やっぱりバンドやるならCD作りたいっていう固定概念的なものは僕もあります。F.O.Gのデザイン担当は僕だし、CDリリースのフライヤーも含めてデザインで買ってくれるのを狙うくらい頑張ります。

余談ですが時代に逆らう様にカセットテープでリリースするアーティストもいます。「むしろそっちの方向を狙うのもアリかもな」とは考えたりします。

物販

バンドが1番期待する収入源かもしれないです。

Tシャツやステッカーは商品を作る上でも比較的安く作ることができるので、まずこの二つは揃えます。安くと言ってもクオリティをこだわらなければの話で、生地の質やデザインのプリントの種類、何色使うかとかで値段はピンキリです。

うまくいきそうならパーカーとかリストバンドとかも展開します。

お客さんが手の出しやすい価格で作るか、多少高くなることになっても抜群に質のいいものを作るかは本当に悩みます。そのバンドらしくあるかということも大事ですし。

主催イベント

ライブと似た話になってきますが、そのライブイベントを主催するという立場になるという点でお金の動き方も全然変わってきます。

「自分がお客さんだったらどんなバンドが集まったイベントに行きたいか」とかを考えながら、ライブハウスの選定やバンドへのオファー、フライヤー作成など、隅々まで自分の理想のイベントをデザインすることができます。

そのイベントが成功してお客さんが沢山来て盛り上がれば、物販も売れやすいし出演バンドも収益を上げやすいです。

ただ、主催者は企画してからそのイベントが終わるまで、全っ然気が休まらないです。

「声かけたバンドから返事がない…キャスト集まるのか?」

「てか、お客さん誰も来なかったらどうしよう…」

「イベントの日が、他のデカいイベントと被ったらどうしよう…」

「前売りチケット全然減らない、これ発行する意味あったんか?」

とか色々なことが頭をよぎって非常に精神を喰われます。

その分、成功すれば名をあげることができます。成功したイベントをレギュラー化できるようになれば、お客さんはそのイベントに集まるし、バンドもそのイベントに出ることを目標にして頑張ったりします。

その他

ライブ映像をDVDにしてCDと同じようなパッケージングで売る方もいます。

ビジュアル系バンドだったらバンドメンバーのブロマイドやファンとの2ショットを売ったりしてます。聞くところだと結構売れるみたいです。

ラッパーの場合、MCバトルという舞台があります。バトルで優勝した人が、その日の賞金を総取りしたりします。

全国規模の大会になると賞金が100万超えたりします。稼ぎ方としてめちゃくちゃかっこいいですね。

黒字になるわけない!!

色々挙げてみましたが、やっぱそう思います。ローカルバンド、これらを全て実践しても収益より出て行くお金の方が圧倒的にデカイです。

  • ライブ・・・いいライブするために練習するスタジオ代や機材代は、一回のライブで仮にお客さん呼べて10,000円くらい収益になったとしても全然まかなえません。まして同じお客さんが毎回来てくれるわけではないし、来てくれるとしても頻繁にライブを入れてファンの方に負担をかけるようなこともできません。
  • 音源・・・まずCD、売れません。今日び音楽を購入する主流はネットでのダウンロード。なんならそっちの方が好きな曲だけ買えたりして安かったりします。F.O.Gも最高の曲を作るよう日々試行錯誤してるんですが、CDという形は非常に効率が悪いと思ってます。それでも作りたいんですけどね。
  • 物販・・・例えばTシャツ。生地を普通のUnited Athleにして、プリント表の胸元に一つ。色は単色。これで30枚発注した場合、大体一着あたり1,000円くらいかと思います。それを30枚2,500円で全て売っても75,000円、そもそもローカルバンドが30枚売るのにどれだけライブを重ねればいいのでしょうか。もはや薄利小売です。てか、実際は着心地とか質にもこだわるので原価は1,000円なんて余裕で超えます。
  • 主催イベント・・・これはもしかしたら、そのイベントが大成功してレギュラー化させたら黒字も見えてくるかもしれないです。でもこれに頭を悩ませてたら本来の音楽に集中できなくなったりします。そのうち好きでバンドしてるはずなのに仕事に追われてるような感覚になったりして。

まとめ 他の方法を模索するべき

大体のバンドにとって、CDや物販を売る機会がライブしかないというのは結構大きな障壁だと思います。そのライブですら出るためには高くつくし、頻繁に出るのも難しい。

いろんなマイナス要因が隙なく組み合った、強固な儲からない体制を形成してるように見えます。

「それでも収益を出そう!」となると、もはや上記のコンテンツはしっかり用意した上で、さらに違う方法を実践して行くしかないですね。後輩バンドマンと話して色々整理して書いていきたいと思います。

限界までこのトピックで記事増やしたいと思ってましたが、不器用なもんでBLEACHほどうまくはいかないですね、結構書いちゃいます。

カルピスメソッドは難しい

今日はこの辺で。

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この記事を書いた人

名前:スイコ
ラッパー、デザイナー

鹿児島で音楽活動したりデザインの仕事をしたりして楽しく暮らしています。

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