MCバトルで勝ったことがない、強くなりたい

すごく今更な感じですが、ラッパーのフリースタイルバトルの文化はヒップホップのいち要素をこえて、完全に社会に浸透した雰囲気がありますね。 このブームのきっかけになったのが、確か「BAZOOKA!!」てバラエティ番組の企画の「高校生RAP選手権」だったんですかね?正直バトルブームそんなに続かない、一過性のものだろうと数年前TVで取り上げられ出した頃は思ってたし、またそう思ってるラッパーも少なからずいたと思うんですが、こんなに今もなお拡大し続けるとは思いもよらなかったです。 で、私ことスイコはMCバトルに何回か出たことありますが、一度も勝ったことないです。 なんだろう…昔地元でバトルイベントあると、「ラッパーなら絶対でないと」という気持ちと、「いや仮にショーだとしても知らない人を攻撃したくないしっていうかディスなんて出てこないんですけど」みたいな気持ちがごっちゃになって、なんか純粋になれないままバトルに出てました。するとやっぱりラップに露骨に出てきますよね、勝てないです。 ただバトルを見るのは好きです。フリースタイルダンジョンもよく見ますが、僕が一番衝撃受けたのは2006年UMBのFORK対HIDADDYの一戦でした、これ高校生の頃からかれこれ100回以上は見てます。
前は30分くらいの前編まとまった動画があったんですが、いつの間にか消えてました…   てか今この動画見返してみたら、FORKもHIDADDYもこの頃から変わらない熱量でバトルに臨んでてハンパないなと思いました。 結構MCバトルって、その時の精神状態が露骨に即興のラップに出るよなと思うんです。鹿児島のMCバトルも何年も見てましたが、何年か前の方が攻撃的でキレもあるバトルしてるラッパーって結構少なくなかったです。それはやっぱり若い時の熱量だったり活動の幅も広がってたりで仕方ないなとは思うんですけど。 ラップのスキルって日々レベルが上がってきててそれはMCバトルでは顕著ですけど、そこでプロのラッパーがバトルのスキルもアップデートさせて第一線で活躍し続けるということは、このブームの前には見られなかった光景だし、自分はバトルは苦手だけどどんどん拡大していけばいいなと思って見ています。   あと最近見て衝撃だったのが、アカペラでの5分間2本勝負「Body Bag」のSEEDA対晋平太です。
いろんな背景が二人にはあって勝敗に関してもいろんな意見ありますが、僕は晋平太の方がよかったと思いました。   あとはバトルは苦手なんて言ってないで、自分のラッパーとしての身を守るためのスキルー武器はもってないといけないな、とめっちゃ思いました。   おわり。
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この記事を書いた人

名前:スイコ
ラッパー、デザイナー

鹿児島で音楽活動したりデザインの仕事をしたりして楽しく暮らしています。

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